2016年08月01日

「25-ヒドロキシビタミンD」保険適用のお知らせ

協和メデックス株式会社(本社:東京都中央区、社長:小野寺 利浩、以下「協和メデックス」)は、体外診断用医薬品「リエゾン® 25水酸化ビタミンD トータル」注1の測定項目「25-ヒドロキシビタミンD」につきまして保険適用希望を申請しておりましたが、この度、保険適用されましたのでお知らせ致します。

「25-ヒドロキシビタミンD」保険適用の概要

区分 E3(新項目)
測定項目 25-ヒドロキシビタミンD
測定方法 化学発光免疫測定法(CLIA法)
主な測定目的 血清中の25-ヒドロキシビタミンD濃度の測定
(ビタミンD欠乏症注2の診断の補助)
点数 400点
保険収載月 2016年8月
検査料の点数の取扱いについて 25-ヒドロキシビタミンDは、区分番号「D007」血液化学検査の「57」1,25-ジヒドロキシビタミンD3の所定点数に準じて算定する。
本検査は、CLIA法により、ビタミンD欠乏性くる病若しくはビタミンD欠乏性骨軟化症の診断時又はそれらの疾患に対する治療中に測定した場合にのみ算定できる。ただし、診断時においては1回を限度とし、その後は3月に1回を限度として算定する。

注1 「リエゾン® 25水酸化ビタミンD トータル」
協和メデックス株式会社が、DiaSorin S.p.A 社注3から導入した、血清中の25水酸化ビタミンD濃度を測定する体外診断薬(2015年4月6日製造販売承認取得)です。血清中の25水酸化ビタミンD測定は、ビタミンD欠乏症注2の患者様の診断補助に使用されます。同薬は、化学発光検出法を検出原理とした全自動化学発光免疫測定装置 リエゾン® XL(2015年7月7日発売済。医療機器品目番号22B3X00004000029)によって使用することが可能です。

注2 ビタミンD欠乏症
体内のビタミンDの蓄積状態の指標である血清25水酸化ビタミンDが低値の場合をビタミンD欠乏状態と呼びます。また、ビタミンD欠乏状態に、身体的、骨X線学的所見を有する場合を、ビタミンD欠乏症と呼びます。
(参考:日本小児内分泌学会「ビタミンD欠乏性くる病・低カルシウム血症の診断の手引き」)

注3 DiaSorin S.p.A 社
DiaSorin S.p.A 社は臨床診断用試薬の開発、製造および販売を行う国際企業です(本社:イタリア ピエモンテ州ベルチェリ県サルッジャ市、CEO:Dr. Carlo Rosa。売上高 499.2 百万ユーロ (2015 年度実績)。詳細 http://www.diasorin.com/en
協和メデックスは2006年より同社と国内代理店契約を結んでいます。
協和メデックスは、主要製品である生化学検査試薬や免疫測定試薬及び測定装置に加え、時代のニーズを捉えた体外診断用医薬品・医療機器の開発に取り組むことで、様々な疾患の治療およびQOLの向上に貢献してまいります。

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